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「夫の退職金含めた8000万円が一瞬で…」リタイア後の投資デビューの大誤算

投資信託(つみたてNISA)、個別株、FX、暗号資産…、金融商品ごとのリスクをどう考えるか?

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退職金が振り込まれると銀行員から連絡が…

 退職金を投資で溶かしてしまう話は少なくない。退職金や保険金といったまとまったお金が入ったときこそ、注意が必要だ。

「退職金は銀行口座に振り込まれるので、銀行員に筒抜けです。すると“一度ご相談にいらっしゃいませんか”などと、電話や手紙攻撃が始まります。窓口に顔を出したら最後、応接室に通されたり、おだてられたりして“退職金を増やしませんか”“金利の高いドル建て保険はいかがですか”などと、銀行がおすすめする商品を買わされるのです。しかしそれらは、ふたを開けてみれば手数料が高く、金融機関だけが得する商品。うのみにすると大損しかねません」

 静岡県在住の斉藤芳江さん(72才・仮名)も、銀行員に翻弄されたひとり。

「数年前、すすめられるまま、金融商品を買いました。孫と同じくらいの年齢の営業マンが頑張っている姿を見て、つい応援したくなったんです。でも、あるとき値下がりしてからは、住宅ローンを払い続けるのも難しくなりました。なんとか挽回しようと追加投資をして、さらに失敗。ローンは子供が支援してくれましたが、赤の他人にそそのかされて、子供を頼らなければならなくなるなんて、情けなくて……」

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