ビジネス
2022年5月26日 16:00 女性セブン
西田さんは、詐欺師はこちらを巧妙に慌てさせ、そのスキをついてくると話す。
「冷静に話を聞くと、詐欺師の話はどこか筋が通っていません。ロマンス詐欺もオレオレ詐欺も、“いますぐATMに行って振り込んで!”などと言う時点でおかしい。焦らせて、判断を狂わせようとしているのです。
いま流行っている『還付金詐欺』も、確定申告もしていない高齢者に還付金があるわけがない。本物だとしても、受け取る側にATMの操作は一切必要ないはずです。“じゃあ、振り込んでおいてください”と言って電話を切ることです」
コロナ禍で自宅の固定電話に出る機会が増えたことも、詐欺の温床になっている。西田さんは、スマホがあるなら、固定電話はいっそ解約すべきだと話す。
「詐欺グループは、SNSの“いまから出掛けます”といった書き込みで在宅時間を把握したり、通販サイトに入力したクレジットカード番号をハッキングしたり、あの手この手で個人情報を集めます。“ダマされないぞ!”と気合を入れているだけでは意味がない。知識を持ち、冷静な対応ができるよう日頃から“武装”しておいてほしい」
以下、西田さんが提唱する詐欺に引っ掛からないための「さしすせそ」を肝に銘じたい。
・「さ」っと頭を「警戒モード」に切り替える。
→慌てていて余裕がないと、相手につけ込まれやすい。
・「し」っかりと調べる。
→「ダマされないぞ!」と気合を入れているだけではダメ。
・「す」ぱっと相手の怪しいところに気づく。
→詐欺の手口や正しい給付金についてなど、知識武装しておけば、相手の話の矛盾に気づける。
・「せ」いいっぱいがまんする。
→脅されても、甘い言葉を掛けられてもなびかない。ラクなことばかり考えないように、日頃から意識を。
・「そ」く、相談する。
→少しでも怪しいと思ったら、身内でも専門家でもいいので、すぐに相談を。
※女性セブン2022年6月2日号
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。
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