「お片付けブラザーズ」の柴田賢佑さん
太田プロダクションの同期芸人・落合隆治さん(ぐりんぴーす)と柴田賢佑さん(六六三六)が共同代表を務める「お片付けブラザーズ」。さまざまな家や施設に足を運び、汚部屋やゴミ屋敷、遺品整理など、片付け・不用品回収を行うプロジェクトだ。
何かとモノを貯めてきた団塊世代。マイホームを買うのがステイタスとばかりに家を買い、あれやこれやと買い物にいそしんだ世代だが、人間がいつかは寿命を迎えるのに対し、モノは誰かが片付けない限り「残り」続ける。処分するほうは大変だ――。今回は、柴田さんが「生前整理のススメ」について語ってくれた。
披露宴にお中元、お歳暮でたまり続けるモノ
――なぜ、生前整理を勧めるのでしょうか。
柴田:まず、平均寿命が80代だとして、生前整理を考え始めるのは60代、70代ぐらいです。そのぐらいの世代、つまりバブル世代以上の方って、とにかくモノが多いうえに、捨てられない。その世代の方の家の天袋は、マジでヤバいです。結婚したら披露宴を開くのが当たり前で、引き出物のフォークセットとかお皿とかが、何十年もほぼ新品で眠っている。さらにお中元やお歳暮の風習がしっかりあったせいで、毛布とかシーツなんかもいっぱい出てくる。モノの大事さも知っているから、捨てるのはイヤ、使うのももったいない。「とりあえずしまっとこう」として、天袋や物置にしまって、見て見ぬふり……。
今はそうした風習も下火になり、なんなら「いらない」まである。もらうなら、食べ物とか、実用的なものがいいという考え方にシフトしていますけどね。
――たしかにモノの多さと、世代との相関関係はありそうです。
柴田:そうですね。そして実際に僕たちが伺うと、「片付けたい」といいながら、どちらかというとご自身の気持ちの整理をしているんだな、という印象です。僕たちを相手に、「これはどこそこに行った時のあれでね」、「これにはこういう思い出があってね……」と、話が止まらない。
