初心者は投資先をどう選べばよいか(写真:イメージマート)
値上げラッシュが止まらない──かつて「老後2000万円問題」が世間を騒がせたが、加速するインフレにより2000万円では足りないという見方も強まっている。老後の生活に困窮しないため、お金のプロたちに資産を倍増するための知恵を伝授してもらおう。今回は新NISAを使った投資法について。【全3回の第2回】
初心者にも向いている「インデックス型」のメリット
投資や資産運用には投資信託や株式、外貨預金などさまざまあるが、そこで「初心者がまず挑戦するべきなのは新NISAの投資信託だ」と断言するのは、株式や不動産の投資で資産を10億円超まで増やした投資家のたぱぞうさんだ。
「投資に慣れていない人はまず、最大1800万円の投資まで運用益が非課税になる新NISAで、リスクを避けて小さく始めるのがおすすめです。優良企業に分散投資できる『投資信託』を買って10年、20年とほったらかしにする。それだけでも、現金を持っておくよりはるかに資産を増やせる可能性が高まります。時には相場が下がることもありますが、一喜一憂せずに長い期間寝かせておくのが大事です」
実際に投資を始める場合、「億り人」たちはどんな運用をすすめるのか。たぱぞうさんが推す新NISAの「つみたて投資枠」には、金融庁が定めた条件を満たす356本の投資信託商品が存在する。運用方法や投資先などの違いがあるが、どのように銘柄を選べばいいのか。資産1.5億超の投資家で、こころトレード研究所所長の坂本慎太郎さんは、運用コストが低く、つねに相場を見張る必要のない「インデックス型」をすすめる。
「インデックス型とは、東京証券取引所に上場している銘柄のうち、225銘柄の平均株価に連動する『日経平均』や、全世界の優良企業約3000銘柄に連動する『全世界株式(オルカン)』など、市場の値動きに連動する投資信託です。積み立ての初期設定をした後は、株価の上下を注視する必要がないのでほったらかしにしておけるうえ、取引手数料や管理費用などの運用コストも低いので初心者におすすめです」
