家族のSNSは見ないほうがいい?(イメージ)
知人がXで、普段見せない顔を投稿しているのを見つけた場合、なんだか複雑な気持ちになったことはないだろうか。「この人、こんな趣味があったんだ」「こんなに過激なことを主張する人だったの?」など……。「うっかり家族の裏アカウントを知ってしまった」弊害とは――。
家では言わない「でへへへへ」
3人の子供を育てる主婦のAさん(35)は、結婚前には知らなかった夫の好みをSNS上でうっかり知ってしまい、誰にも言えない悩みを抱えてきた。
「私は夫と相互フォローのXのIDを持っているんですが、ある時夫が切り替えを忘れ、サブアカウントで書こうとしたことを本アカウントで書いてしまったようなんです。書かれていたのは猫耳のアニメキャラが好きであることや、それに対する異常ともいえる執着気味の『愛』でした。彼は再婚で、連れ子(娘)がいたのですが、この投稿を見た後にその作品を調べたら、なんとその作品に登場する女の子の名前と娘の名前が同じだったので、よっぽど好きなのでしょう。もちろん、夫の趣味は尊重しますよ。でも、そのサブアカウントで書くことがとにかく生々しいんです。どういうキャラの、どういうところにフェチズムを感じるかとか」
夫のサブアカウントを知ってしまったAさんは、熱心に彼の投稿を見るようになった。自分の夫は一体、何を考えているのかを知りたかったのだ。
「人間を相手にした浮気のような不貞行為ではないので、その意味では私に実害はなく、よかったといえばよかったのですが、夕食の後や帰宅途中に『でへへへへ』みたいな投稿をしているのをみると、ツッコミたくなるというか……。『こっちは家事が大変なのに!』と腹が立つ瞬間もあるし、一方で『それぐらいストレス発散の場があったほうがいい』と思う瞬間もある」
結婚前から夫がアニメや二次元モノが好きだとは知っていたというAさん。趣味にかける浪費癖は心配したが、夫が「月にいくらまでというルールを作っている」と言うので安心して、結婚した。
「人間的に信用できないという人ではまったくないんです。ただ、サブアカウントを見た時に正直引いてしまったのは、あからさまな男の“性”を感じたからですね。もちろん夫だって男だし、当たり前といえば当たり前なんですけど……。本当、知らなかったらよかったです。単純に記憶から消したい」
