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外食時の“食べ残し”対応が生む家族の亀裂 対策としての「少なめ注文」「持ち帰り」に反発する人も

「なるべく持って帰るようにしたいが、夫が嫌がる」とCさんは言う(イメージ)

「なるべく持って帰るようにしたいが、夫が嫌がる」とCさんは言う(イメージ)

妻は「少なめ」をオーダー、夫との意見の食い違い

 食べ残しが出ないように、事前に「少なめ」で注文する人もいる。20代女性・Bさん(IT企業勤務)がいう。

「基本的には残したくないし、それを夫に食べてもらうのも気が引けます。だから、食べ切れなさそうだな、と思ったら、可能な限り事前に『少なめで』と一言つけ加えてオーダーします。でも夫は、『料金が同じなら少なめにするのは損』と主張するんですよね。『食べられる分だけ食べて、多かったら残すか、自分が食べるから』という意見なんです』(Bさん)

 そんなBさん夫婦が、言い争いになったことがあった。「食べられると思ったら、無理だった」ときだ。

「定食屋さんに行ったときのことです。私は半ライスにしようかなと思っていたのですが、夫が、ご飯が残ったら食べてくれると言うので、通常サイズを注文しました。でも、夫は想定外にお腹いっぱいになってしまい、結果的にご飯を残すことになってしまいました。申し訳なくなって、何気なく『やっぱり半ライスにしとけばよかった』と言ったら、夫は『それは言わなくていいんじゃないか?』と機嫌を損ねてしまい……」(Bさん)

「食べ残しを持ち帰りたい」と告げると…

 料理にもよるが、食べ残しが出た場合、「持って帰る」という選択肢もある。30代女性・Cさん(金融機関勤務)は、「なるべく持って帰るようにしたいが、夫が嫌がる」と本音を明かす。

「とくに子供は、食べられる量がまだきちんと把握できていないので、食べ残しが出ることもしばしばです。そういうとき、なるべく私が食べるようにしているのですが、夫は残させっぱなし。一度、パンケーキが食べ切れず、お店の人に『持って帰りたいんですけど』と相談したら、夫が『恥ずかしい。そんなことを言うな』と顔をしかめていました。食べ残したら、もうそれは他人が手を出すものじゃない、というスタンスのようです」(Cさん)

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