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フリマアプリで「ハーゲンダッツの蓋」はなぜ売れる? 愛好家たちが語る“侮れない実力”

特に“海外版”のハーゲンダッツの蓋は人気も高いという(Getty Images)

特に“海外版”のハーゲンダッツの蓋は人気も高いという(Getty Images)

“ゴミ”が売れる──!? 本来捨てるはずのものがお金になるなら、家計にとってこれほど喜ばしいことはない。誰でも簡単に物の売買ができるフリマアプリの普及で、不用品をお金に変えることは一般的になりつつあるが、たとえばメルカリでは「意外なもの」が売れることがよく知られている。なかでも地味に人気なのが、「ハーゲンダッツの蓋」だ。

 メルカリで「ハーゲンダッツ 蓋」と検索すると、ハーゲンダッツの蓋が多数出品されていることがわかる。抹茶やストロベリーなど、コンビニやスーパーなどの店頭でよく見かける味の蓋は、1枚あたり100円から300円ほどの価格設定が多い。期間限定の商品や海外でしか買えない商品は高値で取引される傾向にあるようで、中には1枚1000円以上という価格で出品されるものもある。

 そもそも、なぜ「アイスの蓋」が、さらには「ハーゲンダッツの蓋」が売買されるのだろうか。その秘密を、愛好家たちの声から探った。

海外に行く時は必ずハーゲンダッツをチェック

 商社に勤務する20代女性・Aさんは、ハーゲンダッツの蓋のコレクター。

「もともとハーゲンダッツは好きなんですが、蓋もデザインがおしゃれで、可愛いですよね。ほかのアイスと比べても抜群の高級感とブランド力があるのがいいんです。仕事やプライベートで海外に行ったときも、その国のハーゲンダッツを買って、SNSに投稿します。結構“いいね”ももらえますよ」(Aさん)

 ただAさんの場合、ある程度蓋が集まると満足してしまい、蓋をメルカリで売ることも少なくないそうだ。

「持っている蓋の味でも、普通に好きだから買ってよく食べるんです。でも、その蓋を捨てられないんですよね……。だから、10枚300~500円くらいでまとめ売りをしています。

 1枚でも海外版は需要があるようで、一度、複数個あった海外版の蓋を出品してみたら、1200円で売れました。それ以来、海外に行く時は必ずハーゲンダッツをチェックします」(Aさん)

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