1時間にわたるインタビューで自身の投資キャリア、子育てを語った(提供写真)
米ハーバード大学を卒業後に来日、お笑いコンビ「パックンマックン」を結成以降、タレントとして30年近いキャリアを積んだパックンこと、パトリック・ハーラン(54)。情報番組などのコメンテーターとしてもお馴染みだが、実は芸人になる前に英会話教師をしていた時代から投資を始め、30年近い投資歴をもつ。個別株投資での失敗を経て、現在は極めて堅実、超保守的な投資手法だというが、一方、現在高校生の2人の子供が幼い頃から“マネー教育”を実践しているという。今年4月には『パックンの森のお金塾 こども投資』(主婦の友社)を上梓したパックンにロングインタビュー。フリーライターの清水典之氏が聞いた。【全文】
目次
子供の頃は「人並みに投資ができるようになりたい」と思っていた
──株式投資を始めたきっかけは何ですか。
うちはシングルマザーの家庭で貧しかったので、子供の頃から、母はよく「いつか投資ができるようになりたいね」と言っていました。アメリカでは投資をするのが普通のことなので、人並みに投資ができるようになりたいという気持ちがありました。
1993年に大学を卒業して、日本に来てから、ようやくそのチャンスが訪れました。