難局相場にはどう向き合えばいいのか。億り人の投資公認会計士みつさんに聞いた(写真:イメージマート)
米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃が始まってから約2か月が経とうとしている。収束の見通しは依然として立たず、世界経済の先行きが不透明ななか、日経平均株価も乱高下が続いている。そうしたなかでどのような戦略を立てるべきか、株式投資の達人に聞いた。
4月16日には6万円に迫る過去最高値を更新したものの、ボラティリティ(価格変動率)の高い相場環境では警戒感は拭えず、銘柄選びに頭を悩ます投資家も少なくないだろう。株式投資によって元手1000万円から12億円もの利益を上げている投資公認会計士みつさんは、こんな見方を示す。
「日経平均は2月初めに6万円間近だったのに、イラン情勢の悪化によってそれまで株式投資で勝っていた人たちも3月は大きく負けたという話ばかり聞きます。相場の勢いを示すモメンタムを追うことでそれまでは勝てていたのに、それが通用しにくい相場になっているのは間違いありません。
たとえば1週間で損をしてしまうと、どうしても週末は落ち込み、“こんなリスクはもう取りたくない”と考え、週明けの月曜日に売る人が増えてしまう。3月はその繰り返しだったように思います」(以下、「」内コメントはみつさん)
実際、投資家の不安心理の高まりを示すように、3月に5回あった月曜日の日経平均株価はすべて前週より下がっていた。
4月6日(月)で“潮目”は変わったのか
「ところが、4月に入り、最初の月曜日となった6日は日経平均株価が上がり、潮目が変化したかもしれない。米国がホルムズ海峡の封鎖を表明したことで主導権を握ったと見られ、解決に向かうのではという見方が市場で広がり、株価は上向きに転じたような動きになっています。日経平均も4月16日には2月下旬に記録した6万円目前まで迫りました。ただ、それでも難しい状況にあることに変わりはありません」
このような難局相場にはどう向き合えばいいのか。みつさんがアドバイスする。
「日経平均株価が大きく乱高下してボラティリティが高まっているなか、まず絶対やってはいけないのは、レバレッジを上げることです。信用取引で元手を大きく超えるような金額を投じるのではなく、普段よりリスクを取らないようにすべきでしょう。
そして、損を受け入れる。一気に取り戻そうと大きなリスクを取るのではなく、負けを素直に受け入れて、普段よりも慎重に臨むべきだと思います」
