「23区格差」をランキング化。住み心地を左右する9項目(その1)
東京都教育委員会がまとめた「公立学校統計調査報告書」から、地元の区立中学校に行かなかった児童の割合を「外部進学率」として算出。中学受験動向を探った。
「年度によって変動が大きいため、2023~2025年の平均値を分析しました。トップは文京区で55.0%。中央区、港区も5割を超えます」(にゃんこそば氏)
最も低かったのが江戸川区(14.5%)で、葛飾区、足立区とともに23区の東側に外部進学率2割を下回る区が並んだ。
「親の意識もある程度は反映されるのが中学受験と考えられますが、親世代の大卒率が高いところは中学受験率も上がる傾向にあります。学校の分布でも、私立、国立の中学校はやはり西側のほうが多い。そして、それに対応するように学習塾も都心よりも西側に多いのが現状です」(同前)
「公園」最下位は豊島区、「商店街」最下位は江東区
そのほか、緑(公園)については、豊島区が人口1人あたりの面積で平均の5分の1以下という水準に。池袋駅周辺の公園整備を進めてきたが最下位となった。文化水準を左右しうる図書館は、23区内で最多の24館を誇る世田谷区が人口1人あたりの蔵書数では最も少ない結果となった。
街の活気を生み出す商店街については、湾岸エリアの人気が著しい江東区が面積あたりの数で最下位となった。戸越銀座、十条銀座と並んで俗に東京の3大銀座の一つに数えられる砂町銀座を擁するが、人口流入はさらなる賑わいを生み出すのか。
※週刊ポスト2026年5月22日号
