大阪メトロ谷町線の「谷町六丁目」が1位に
資産形成の核となる不動産の価値を大きく左右するのが「駅」。しかし、その“実力”を見極めるのは容易ではなく、将来の価値や住み心地など多様な側面の検討が必要だ。長く魅力を保ち続ける駅はどこなのか。不動産ビッグデータのAI解析を手がける企業の協力のもと、東京と大阪で「本当の駅力」を持つ駅を探った。【大阪編】
買ってよし、住んでよしの「駅力」
将来的に人口減少となる未来が予測されるなか、どの駅に住み、どこに住宅(不動産)を買うかの見極めは、ライフスタイルや資産価値の向上を図るうえで一層重要だ。
そこで本誌『週刊ポスト』は東京と大阪の各駅を、4つの指標に基づく総合点で評価。「『本当の駅力』ランキング」としてまとめた。不動産ビッグデータのAI解析によりサービス開発や情報発信などを手がけるエステートテクノロジーズ協力のもと抽出したのが、中古マンションの「値上がり率」と「在庫増減率」だ(いずれも前年比)。
エステートテクノロジーズ取締役CMO(最高マーケティング責任者)の福永沙央里氏が言う。
「日々変動する不動産の売り出し情報を日次で収集し、AIによるビッグデータ解析をしています。そこから独自に不動産の『推定成約価格』を算出し、前年と比べたものが『値上がり率』です。これに物件の『在庫増減率』を組み合わせることで、一時的なトレンドだけでなく、将来を見据えた資産性を測ることができます」
どういうことか。
「値上がり率が高く、在庫も減っているエリアは高値でも人気が継続していて今後さらに価値が上がるポテンシャルを秘めていると言えます。一方、値上がり率が高くても在庫が増えていれば、買い手が価格に追いついておらず、そのエリアは今後、価格が頭打ちになる可能性がある、と読むことができます」(同前)
今回のランキングでは、「値上がり率」「在庫増減率」に加え、本誌人気企画「不動産価格が上がる駅・下がる駅ランキング」で用いたリーウェイズによる「人口増減数(2035年予測)」と、大東建託(いい部屋ネット)が作成した「街の住みここち(駅)ランキング2026〈東京都版〉〈大阪府版〉」のアンケート結果を組み合わせている。
足下の人気や価格の動向と将来の発展予測から、買ってよし、住んでよしの「駅力」を探った。
