マンション相場も割安だという「学芸大学」
東京での物件選びに際して、「駅」をどう評価するかは難しい問題だ。人気路線にある駅でも、特急が停まるかどうか、周辺の有名駅と比べてどれだけ目立つかによって、不動産市場での見え方は変わる。
マネーポストWEBは今回、不動産ビッグデータのAI解析によりサービス開発や情報発信を行なうエステートテクノロジーズ協力のもと抽出した中古マンションの「値上がり率」と「在庫増減率」でランキングを作成。価格と在庫の変動率を組み合わせることで、価格の一時的なトレンドだけでなく、将来を見据えた不動産需要を予測した。
さらに、人気企画「不動産価格が上がる駅・下がる駅ランキング」で用いたリーウェイズによる駅ごとの「人口増減予測」と、大東建託(いい部屋ネット)が作成した「街の住みここち(駅)ランキング2026〈東京都版〉〈大阪府版〉」のアンケート結果を追加。複数の指標から「本当の駅力」を探った。
ベスト10には意外な駅も食い込んだが、専門家は“圏外”にも注目駅はあると指摘。住宅評論家の櫻井幸雄氏が挙げるのが、13位に入った「学芸大学」だ。学芸大学は、人気の東急東横線沿線。ただし、特急が停車しないため、「中目黒」「自由が丘」といった同じ沿線の有名駅に比べると目立ちにくい。知名度だけで見れば、より名前が挙がりやすい駅はほかにもある。だからこそ、価格や在庫、住み心地を重ねて見ることで、表面的な人気とは違う評価が浮かび上がる。櫻井氏はこう語る。
「人気の東急東横線沿線でも、『学芸大学』は特急が停車しない駅なので目立ちにくいです。その分、マンション相場も割安で、穴場的に目をつける人も多いでしょう」
