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葬祭のプロが考える「これからの葬儀」
葬儀のセカンドオピニオン

「やっぱり見積もりに納得できない!」搬送後でも葬儀社は替えられる? ポイントは依頼の際「まだ葬儀の依頼までは決定していない」と伝えること《葬儀のプロが解説》

搬送した葬儀社に葬儀を依頼しなくてもいい

 葬式は「病院で死亡→搬送→打ち合わせ(見積書作成)→通夜→葬儀→火葬」の流れで進行します。亡くなるとすぐに病院を出て行かないといけないことが多いです。時間に追われることで、見積書作成の前に搬送業務を依頼せざるを得ず、遺族が不利になる構図です。

 とにかく最初のステップは「搬送」です。葬儀社に搬送を電話で依頼する際、こう伝えてください。ポイントは「まだ葬儀の依頼までは決定していない」ことを明確にしておくことです。

「まだ御社に葬儀を正式依頼するかどうか決定してはいないのですが、ひとまず搬送をお願いしたいです。ちなみに安置までなら概算でおいくらになりますか?」

 この段階で搬送安置までの料金を確認しておくのは、正式な葬儀依頼が行われないと分かった途端に、後から搬送料金をふっかけてくる業者がいるからです。よほど長距離でない限り、車両代+ドライアイス処置代+シーツ代を合わせて合計5万円前後であれば適正価格です。搬送依頼の電話の段階で、搬送の概算が高額な葬儀社には依頼しないでください。

 搬送終了後、搬送を担当した葬儀社(A社とする)の、見積書の内容が広告と異なるなど納得がいかなかったとします。見積書の内容だけでなく、説明が分かりづらい、遺体の扱いが雑などの理由でも構いません。とにかく「この葬儀社で大丈夫かな?」と不安になったら、こう宣言してください。

「まだ正式に依頼はしませんので、契約書類にはサインはしません。24時間以内に正式に依頼するかどうかを決定します」

 この段階でA社は遺体に対しドライアイスの処置をしているはずです。ドライアイスは丸一日持つので、時間に余裕が生まれます。その1日の間に、正式依頼する葬儀社を決めましょう。

次のページ:搬送・安置と葬儀全体を依頼する葬儀社を分ける際の注意点

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