住まい・不動産

住宅購入でこれだけは押さえておくべき大切なこと

「せっかくだから」で予算を見直すと危険

 家を探すうちに「あれもこれも」と条件を増やしていくと、後で振り返ってみれば中途半端な物件か高額な物件になりがちです。特に検討の際に予算オーバーの物件を気に入ってしまったケースで、頑張ればローンも借りられる額のとき、どうしても予算を上げてしまう傾向にあります。

 予算を上げた分、現在または今後の支出の何かを減らすことができそうであればよいのですが、そうではないのに「どうにかなるだろう」と根拠もなく決めてしまいがちです。「せっかく家を買うのだから」はとても危険かもしれません。

ローンは「借りられる額=返せる額」とは限らない

 ローンについてもあまり検討しないまま、金融機関の提案を受けて決める方が多くいます。そして金融機関の提案は、本来考えていた予算以上の場合がほとんどです。言われるがままではなく、しっかりと検討することが重要です。商品によっては最終的な返済額が1000万円近く変わることもあります。

 もし20年以上のローンを検討しているのであれば、いまの低金利の状況下では固定金利が絶対よい、とアドバイスしています。実際、私も全期間固定金利のフラット35でローンを組みました(余談ですが、私の買った中古物件でも、フラット35の「質の高い住宅」に適用される優遇金利が適用されました)。

 いまの固定金利で返済額が高くて払えないという金額だったら、そもそも借りてはいけない金額である可能性が高いと思ったほうがよいでしょう。特に子育て世代では住居費以外の今後の負担増に耐えることができません。

「それだけしか使えないのか!」

 相談に来るお客様の中にも、「その生活スタイルを実現するのであれば住居費には月何万円が妥当、だから何千万円くらいの住宅がよいのでは」というアドバイスをすると、ご自身で考えていた予算とのギャップに驚かれることが少なくありません。ご自身では、もっと高い家を買えると思っているのです。さらには、「それだけしか使えないのか!」と怒ってしまう方もいます。

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