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住まい・不動産

山手線の最南端「大崎」 出口によって街の雰囲気が一変

ここ何年かで駅前の雰囲気は大きく変わった

 住んでみたい街があれど、理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOが行った「住みたい街ランキング 2017」で36位にランクインした「大崎」(東京都品川区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 大崎と言えば、東京都心部をグルグルと回るJR山手線の最南端に位置する駅。かつてはSONYと明電舎以外は周辺に何もない駅でしたが、ここ20年ほどで大きな変貌を遂げました。1999年にゲートシティ大崎がオープンし、2000年代に入ると“不毛の地”だった西側にもピカピカのオフィスビルが次々と登場。駅周辺にはタワーマンションも続々と完成しており、その街並みはさながら“ザ・都会”といった趣です

 交通面に関しては、文句の付けようがありません。長らく山手線だけだった大崎ですが(山手線があれば十分ですが……)、そこに埼京線、湘南新宿ライン、りんかい線という強力なラインナップが加わり、渋谷、新宿、池袋には山手線に乗らなくても行けるうえ、お台場や横浜へのアクセスも抜群。隣駅が品川なので、新幹線利用も便利です。

 一方、道路状況は要注意です。駅の目の前を山手通りが通っていますが、乱暴に言えば主要な道路はそれだけ。裏道に入れば、道は込み入っていて一方通行や行き止まりが多く、線路が東西を分断しているので、山手線の“円の内側”と“円の外側”の行き来は不便です。

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