中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

野菜高騰でも価格安定の「モヤシ」にありがとうと言いたい

節約食材としても人気の「モヤシ」は汎用性も高い

 天候不良になるとその影響が如実にあらわれるのが野菜の価格である。元々1個98円や120円で買えていたキャベツが、480円になったりすることも多々ある。そんな中、何があろうが価格が安定している野菜が「モヤシ」である。この18年ほどほぼ毎日自炊を続けているネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、モヤシのすごさを解説するとともに、感謝の気持ちを述べる。

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 モヤシの価格はスーパーによって異なります。私がいつも通う2つのスーパーでは250gで1袋28円か37円です。28円の方のスーパーでは、80円する「豆もやし」も売っています。

写真は1袋28円で売られていた「モヤシ」

 さて、野菜の価格が全般的に上がってきた時、これらスーパーの棚ではモヤシが売り切れになることが実に多いです。きちんとした経済感覚を持っている消費者は、他の野菜が高かったらモヤシを大量に購入していくのですね。

 まさに「家計の最終防衛ライン」を司るのがモヤシともいえますが、だからといって「しょうがねぇからモヤシにすっか」という感じで買われているわけではありません。モヤシがおいしく、汎用性が高いから買われるのです。だからこそモヤシには、「他の野菜が高い時のお助けマン」という役割に加え、「モヤシがなくては成り立たない」といった側面もあるのです。

 いつも本当にモヤシにはお世話になっていますが、私が作る料理では以下でモヤシが登場します。具材の順番は、私なりに解釈する重要度に準拠しています。

・豚肉生姜焼き(豚肉+すりおろした生姜+タマネギ+モヤシ)
・タンメン(麺+豚肉+キャベツ+モヤシ+ニラ+ニンジン+ピーマン+食べるラー油+揚げ玉)
・ナムル(モヤシ+塩+ゴマ油+味の素+輪切り唐辛子)
・冷やし中華(麺+焼豚+玉子焼き+モヤシ+ニラ+万能ネギ+大葉+紅ショウガ+カラシ)
・中華風スープ(創味シャンタン+卵+モヤシ+ワカメ)
・厚揚げオイスターソース炒め(厚揚げ+小松菜+モヤシ)
・黄ニラ炒め(黄ニラ+豚肉+モヤシ+厚揚げ+イカ)

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