中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

野菜高騰でも価格安定の「モヤシ」にありがとうと言いたい

モヤシをふんだんに使った長浜ラーメン(中川淳一郎氏作)

 そして、今回作ったのが長浜ラーメンです。ここには焼き豚とモヤシが入っています。万能ネギが高かったので入れておらず、ニラを代わりに入れました。万能ネギを買おうとしたものの「えっ298円!」となり、万能ネギは諦め、家にあった1束100円のニラを少し入れるとともに、乾燥ワカメと玉子も入れました。そんな中、野菜としてモヤシが抜群の存在感を示してくれました!

 上記料理メニューは、多くの方にとっても「おいしいよね!」と感じるようなものではないでしょうか。しかも、麺系の料理については「糖質オフ」をしたい方からすれば麺を少なくしてモヤシを麺の代替品にすることも可能。

 このように実に優れた食材であるモヤシが日々スーパーだけではなくコンビニにも提供されている状況にたいへん感謝します。そもそもモヤシの安さの秘密は、育てるのに土も光も必要ないうえ、出荷までの期間も短いといった点にあるようです。モヤシ農家の方々も本音では「本当は1袋37円じゃなくて53円にしたほうが利益も大きいんだよね……」などと思っているかもしれませんが、日本中の節約したい方の気持ちと現状の「市場の原理」を考えてか、極めて安価に提供してくれています。

 だからこそ私は言いたい。「モヤシは偉大である」と。今回の長浜ラーメンにしても、1人分半袋の125gを使いましたが、1日で必要とされる野菜350gのうちかなりがモヤシ様によって賄われたのです。本当にありがとうございます。

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