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田代尚機のチャイナ・リサーチ

コロナで加速する米中対立 「発生源は武漢研究所」に中国側の反論は

2020年5月13日 7:00

【3】批判の対象となっている武漢の研究所はフランスとの提携プロジェクトで管理に問題はない
 武漢P4研究所(防御レベル4の研究所。最も厳重な封じ込めが行われている)はフランスとの提携プロジェクトであり、設計、建設、管理は国際標準に基づいている。毎年、研究所に設置された設備はすべて、国が認める第三者機関による検査を受けている。

 最初に研究を始めた時の研究者はアメリカ、フランスのP4研究所で研修を受けている。武漢の研究所とこれまで15年にわたり提携関係にあるアメリカのウイルス専門家は、4月26日にメディアの取材において、武漢の研究所は今回のウイルスを保有していないと発言している。

【4】アメリカでは、政府の無策で感染が急拡大した
 中国は武漢市を1月23日に都市封鎖したが、この時点でアメリカが発表した患者数は僅か1人であった。アメリカは2月2日、中国に対して入国禁止措置を行ったが、この時の患者数は11人に過ぎなかった。アメリカが国家緊急事態宣言を行った3月13日には1264人に増加、中国が武漢の都市封鎖を解除した4月8日には40万人に増えた。それが今や120万人を超えており、死亡者数は6万人を超えている。

 患者が1人から100万人に拡大するのにアメリカでは100日もかかっていない。この間にアメリカ政府は何をしていたのか。WHO(世界保健機関)の責任者は、「中国は世界各国に対して同じように警告を発しており、そのサインははっきりしていた」と発言している。十分な対応ができた国がある一方で、どうしてアメリカはここまで状況を悪化させてしまったのか。アメリカは反省の余地は全くないというのか。

 ──以上が中国の主張だが、トランプ大統領は実際、新型コロナウイルス拡大で先頭に立って対処することなく、その対応を各州に任せてきた。感染拡大の初期には、再選を意識して人命よりも景気の維持を優先したとの批判も出ていた。そうしたアメリカ市民の批判の目を中国に向けさせるために中国批判を強めているといった見方もある。

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