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「胸元を見ないように超緊張」 夏場のオフィスの女性の薄着問題

「部下の女性を伴って、大切なクライアントのもとに出かけた時のことです。節電のためか、先方のオフィスはクーラーの効きが悪く、私も部下も上着を脱いで打ち合わせをしていました。その最中、資料か何かを取るために席を離れた部下の後ろ姿に何気なく目をやると、背中が腰のあたりまでパックリ開いたデザインの服を着ていたんです。相手は超保守的な企業。すぐに小声で上着を着るように注意しました」(Iさん)

 ここで話を聞いた男性たちから漂うのは、「注意の仕方が分からない」という心の声だ。Iさんは、保守的な取引先での“緊急事態”だったため、とっさに注意したが、「オフィスで面と向かって注意するのは無理」という。グラマーな女性に悩む前出・Yさんのケースでは、注意=セクハラになりかねない。露出が多い女性に悩む前出・Mさんは、「ほかの女性に言ってもらいたいが、そもそも社内にほとんど女性がいない」と嘆息。Yさんは真剣な表情でいう。

「私は絶対に、その女性の胸元を見ないように全神経を集中させていますが、『見ないように、見ないように』ということばかりに気がいって、仕事がはかどらないこともあります。今のチームはプロジェクトが終了次第、解散になる予定ですが、私の評価は下がったかもしれません……」(Yさん)

 何か言えばセクハラになるのではないかと、ビクビクしている男性もいるということ。何気ない薄着姿に困惑している男性が増えていることに、女性たちは気づいているのだろうか……。

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