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身近に広がる「フェイクミート」、気になる健康への影響は?

腎臓に疾患を抱えている人は注意

 いいことずくめのように思えるが、「それなら今日からすべて肉をフェイクミートに……」となるのは早計かもしれない。

「調理済みのフェイクミートの場合、カロリーや脂質、コレステロール値が肉と比べて低いものの、塩分が多く含まれるものもあります。アメリカでは、フェイクミートのハンバーガーの塩分を調べたところ、牛肉で作ったパティの4~5倍もあった、という報道もありました。肉に近い味付けをする際に多くの塩分を使うということなのでしょう」(フードライター)

 腎臓に疾患を抱えている人は注意が必要だ。というのも、大豆ミートの場合はカリウムが豊富に含まれているためだ。

「カリウムは体に必要な成分ですが、多すぎても少なすぎても健康に害を及ぼす可能性があります。そのため、不要なカリウムは尿で排出するなど体が調整しているのですが、腎臓の機能に問題があるとその調整がうまく働かず、カリウム過多の状態になって心臓に負担をかけることもあります。腎臓が悪い人や普段から食事指導を受けている人は、食べる前に必ず医師に相談するようにしてください」(前出・近藤さん)

※女性セブン2020年10月8日号

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