住まい・不動産

住む場所と民度の関係 似通った年収、学歴の人たちが集まる理由

 同質化や民度をはかる分かりやすい例として都市計画区域をいくつかあげたが、特に新興住宅街では、こうした傾向が顕著に表れがちだ。どこに住み、どんな家に住むかは生活の安全性を担保するための最も大事なことである。災害が起こりやすい場所や、治安が悪く身に危険が及ぶのを避けたいのは当然だ。それにはコストがかかる。しかし、そのコストを払いたいか、ケチるか、払えないかは分かれるだろう。結果的に同じ考えやライフスタイルの人は、集まって住む傾向があるのだ。それらを含め、民度は生きていくうえでの信条のようなものとも言えるのではないか。

【プロフィール】
沖有人(おき・ゆうじん)/スタイルアクト株式会社代表取締役。国土交通省「住宅エネルギー性能表示検討委員会」の委員なども務める。『独身こそ自宅マンションを買いなさい 今すぐ始める「家活」で自分を守る資産をつくる』(朝日新聞出版)、『マンションは学区で選びなさい』(小学館新書)など著書多数。分譲マンションの無料会員制情報サイト「住まいサーフィン」を運営。

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