住まい・不動産

「電車5分+徒歩15分」「電車15分+徒歩5分」 同じ家賃ならどっちに住む?

 大手不動産会社に勤めるMさん(40代男性)も、「駅からの距離はどうでも良いので、都心に近い方が良い」という。

「会社は新宿にあり、最初にひとり暮らしをしたのは埼玉県戸田市でした。埼玉県といっても電車で1本で、通勤時間は約30分。住みやすくて気に入っていましたが、合コンに行くと、『……どこ?』みたいな反応(苦笑)。それなら女性ウケの良さそうな街に住んでやろうと思い、都内に引っ越しました。駅からムチャクチャ遠い物件を探して、何とか家賃は以前と同じくらいに抑えました。それもこれも『○○に住んでます』と言うための投資です」(Mさん)

 中堅商社に勤めるFさん(50代女性)も駅から遠い物件に住む。その理由はシンプルだ。

「駅から遠い場合、自転車、バス、タクシー、もしくは走れば時間を削れますよね? 電車に乗っている時間は絶対に削れないので、寝坊すれば即遅刻。私はしばしば寝坊するので、そのくらいのバッファがあったほうが良いんです」(Fさん)

一般的に優先されるのは「駅から近い方」か

 鉄道会社に勤めるSさん(40代男性)は「駅から近ければ近いほど良い」という。

「断然、駅から近い方がいいです。電車に乗っている時間なんてスマホを見ていればすぐですし、スーパーや飲食店は駅前に固まっているので、駅から近ければ、買い物も外食も便利です。雨の日に傘をさして、駅から延々と歩くなんて絶対にイヤです」(Sさん)

 ゲーム会社に勤めるAさん(40代女性)も、「歩くのはイヤ派」だ。Aさんは登山が趣味という健脚家だが、「通勤で歩くのは別」だという。

「男性には分からないかもしれませんが、歩いて汗をかけば化粧が乱れたり、汗ジミができたりしますし、ヒールやコートで長々と歩くのはただただ苦痛。帰りはスーパーで買い物もしますし、“駅から近い”はマストの条件です」(Aさん)

 実家が最寄り駅から20分以上歩く場所にあった塾講師のNさん(40代男性)は、“駅チカ物件”が夢だったという。

「実家は23区内にあり、世間一般では“高級住宅街”と呼ばれる場所でしたが、とにかく駅から遠くて……。バスはありますが、渋滞で時間がまったく読めませんし、ついつい使ってしまうタクシー代もバカになりませんでした。ひとり暮らしを始めた時から、『駅から徒歩何分か』は最優先事項です」(Nさん)

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。