住まい・不動産

「持ち家と賃貸どちらが得か」の判断基準が大きく変化 住まい選びの新常識とは?

『ウィズコロナ時代に後悔しない 暮らしの新常識』より

『ウィズコロナ時代に後悔しない 暮らしの新常識109』より

メリット・デメリットの考え方も複雑に

 そうなっていくと「持ち家」と「賃貸」、それぞれのメリットとデメリットの考え方も複雑になっていく。

 まず持ち家の最大のメリットは、「自分の資産になること」だ。住宅ローンを完済すれば老後の経済的負担を減らせることにもなる。ただ、住み替えや老人ホームの入居に際して家を売ろうとしても、場所によっては不動産価格の下落によって売るに売れなくなるデメリットが生じるかもしれない。

 一方、「賃貸のメリット」は、基本的には「自由に住み替えできること」がまず挙げられる。ただ、老後もずっと家賃の負担が続くのはデメリットとなる。

 藤川氏は、ライフスタイルと相場に応じた選択をすすめる。

「テレワークでほぼ仕事ができる人は地方に住む選択肢が増えますが、かといって地方で家を買ってしまうと将来的に価格が下がる可能性が高い。職住接近に縛られない自由なライフスタイルを謳歌したいと考えて地方に住むなら、買うよりも賃貸を選ぶほうが大きな損につながりにくいでしょう。

 一方で、持ち家は将来的に物件価格が大きく下がらないような場所で選べばメリットは大きい。ローン完済後は固定資産税に加え、マンションの場合は管理費、修繕積立金などはかかりますが、いずれも家賃よりは安く済むので、生涯で考えたときの住宅コストを賃貸よりも抑えることが可能です」

 何より賃貸は家賃を一生払い続けても自分のものにはならず、持ち家は資産となって老後の備えにもつながる。ただ、老後の備えとしてしっかりした資産として残すためには、将来値下がりしそうな物件に手を出すべきではない。ライフスタイルと相場、そして家計を照らし合わせ、冷静な判断が求められる。

※ニューノーマル研究会編『ウィズコロナ時代に後悔しない 暮らしの新常識109』より一部抜粋、再構成

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