投資

つみたてNISAを使った米国投資のポイント 1~2年で結果を求めず、最低10年は継続を

アメリカに投資するということは資産を円とドルに分散するという意味もある(イメージ)

アメリカに投資するということは資産を円とドルに分散するという意味もある(イメージ)

 物価高が止まらない。物価が上がり続けているということは、同じ金額でも、買えるモノが減っているということ。“お金の価値”が下がり続けているいま、銀行預金やタンス預金でせっせと貯め込んだところで、資産が増えることはない。

 そんな中、岸田政権はいま、NISA(少額投資非課税制度)の恒久化によって、「貯蓄から投資へ」の流れを推し進めようとしている。制度の拡充は「国はもう、国民のお金の面倒を見られないから、自分でなんとかしてください」と宣言しているようなものだ。

 だがそもそも、生活に困窮しているのでもない限り「自分のお金を国になんとかしてもらおう」と考えるのは、資本主義的ではない。

 まずは少額でもいいので「つみたてNISA」から始めてみてはどうだろうか。

 つみたてNISAは、現時点では毎年40万円まで、最長20年間運用できる。運用期間で得られた利益が非課税になるほか、投資先は金融庁が厳選した手数料の低い投資信託やETF(上場投資信託)に絞られており、個別株投資と比べてリスクが低い。世界経済に詳しい、リーガルコンサルティング行政書士事務所代表の浅井聡さんが言う。

「株式投資には、市場の勉強が足りていないまますぐに大きな利益を得ようと一度に大金を投じたり、ネット上の評判や他人の意見をうのみにしたり、少し値下がりしただけで狼狽売りしたりして大損する“初心者リスク”がつきものです。

 ですが、つみたてNISAなら比較的リスクが低いだけでなく、勉強に使った時間には『税制優遇』が対価になります。まずは世界最大の経済大国であるアメリカの代表的な株価指数や、世界中に丸ごと投資できる投資信託かETFで分散投資しておくのがいいでしょう」

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