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投資
「5年で1億円貯める」kenmo式投資術

ナンピン買いの直後に相場急落、「どうしていいかわからない!」と狼狽売りしたところが底値に… 5年で1億貯めたkenmo氏が指摘する“自分を過信する”怖さ

kenmo氏の著書『5年で1億貯める株式投資』

kenmo氏の著書『5年で1億貯める株式投資』

 そうならないようにするためには、次のような思いが浮かんできたら要注意です。

要注意1:自分が選んだ銘柄だから、絶対に上がるはず
要注意2:一時的に下がっているだけだから、「押し目買い」のチャンスだ
要注意3:あのときも大丈夫だったし、今回も大丈夫だろう

「押し目買い」というのは、株価が上昇トレンドを描いているとき、一時的な下落で割安になったところで拾い買いすることです。投資の世界では、株価下落を「押す」と表現するので、このような言い方をします。

 もちろん、これらの考え方が必ず失敗を招くわけではありませんが、仮に10銘柄に投資したうち9銘柄が、この考え方でなんとかなったとしても、残りの1銘柄でとり返しのつかない大失敗を犯してしまうことがあるのです。

 もしこの考え方で、これまで大丈夫だったとしたならば、それはたまたまラッキーだっただけかもしれません。

 次の銘柄への投資でも、大丈夫だという保証はどこにもありません。

 とくに「ナンピン買い」をするときは、事前にどこでいくらナンピン買いするかを計画しておくことが重要です。そして計画外のナンピン買いはせず、一定の評価損になったところでの損切りは必須です。しっかりと事前にルールを定め、それに沿った行動をしましょう。

 ちなみに「押し目買い」と「ナンピン買い」は、どちらも株価が下落したときに買う手法ですが、ちょっとした違いがあります。

「押し目買い」は、上昇トレンドのなかで、一時的に下落したときに、株価の再上昇を期待して買う手法。「ナンピン買い」は、下落相場が続いたときに、さらに保有株を増やして平均取得単価を下げる手法です。

【PROFILE】
kenmo(湘南投資勉強会)/1982年愛知県生まれ。大阪大学大学院情報科学研究科修了後、東証一部(現・東証プライム)上場のメーカーに研究員として就職。2011年に元手300万円から株式投資を始め、追加資金の投入なしに、会社員を続けながらわずか5年で資産1億円を達成。現在は、約3億円を運用している。2018年個人投資家同士の情報交換を目的とした「湘南投資勉強会」を設立。2023年に15年間勤めた会社を辞め、IR支援や企業コンサルティングの法人を設立。著書『5年で1億貯める株式投資』(ダイヤモンド社刊)がベストセラーに。関連記事《資産約3億円のkenmo氏が厳選した内需系グロース株5銘柄》では、AIコンサル、業務自動化システム、英語学習支援ほか、kenmo氏がいま注目の銘柄について、資金を投じたいと考える理由とともに詳しく解説している。

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