弐億貯男さんはどの銘柄に注目しているのか(3年先の予想でわかる「本当に割安な株ランキング」)
日経平均株価5万円超えに沸いた2025年の勢いは、2026年になってさらに加速。解散総選挙によっても期待が高まり、史上最高値更新が相次いでいる。そのような相場のなかで割安な株はまだ眠っているのか。そのヒントを探るため、マネーポストWEBでは、金融情報サービス会社アイフィスジャパン協力のもと、3年後の利益予想から「本当に割安な株」ランキングトップ100を作成した。割安成長株への投資で元手250万円を3億円超に増やしたサラリーマン投資家の弐億貯男さんに解説してもらった。
かつてない高値圏に「高値掴み」を不安視する投資家も少なくない。そこで、重視したい指標の一つが「PER(株価収益率)」だ。PERは株価を今期予想のEPS(1株当たり利益)で割って算出し、現在の株価が利益の何倍(何年分)なのかで割安さを判断する。
ただし、PERが低い銘柄のなかには、将来性が乏しいと市場に見放されているものもある。単に割安だからと飛びついても、その後も株価が上がらないような“割安さの罠(バリュートラップ)”にはまってしまう可能性もあるのだ。だからこそ、「割安」なだけではなく、株価上昇につながる成長性を併せ持つ「割安成長株」に目をつけることが重要となる。
将来の成長性から見た「本当の割安株」を探るために、3年後の利益予想に基づくPERをアイフィスジャパンに算出してもらった。同社は主要証券会社16社のアナリストによる業績予想をもとに算出した「IFISコンセンサス」を機関投資家のほか、個人投資家向けに「IFIS株予報」をYahoo!ファイナンスなどで提供。今回は、現在の株価が「3期先コンセンサス予想」に対して何倍になっているかを算出。PERの低い順にランキング化し、トップ100を別表にまとめた。
3年先の変化率を見る
このランキングの活用方法について、弐億貯男さんは次のようにアドバイスする。
「ランクインした銘柄のセクターを見ると、電力や製造業、不動産、建設といった普段からPERの低い“万年割安”な銘柄が目立っているように思います。このランキングで注目してほしいのは、ただPERが低いということではなく、その変化率。今期予想のPERよりも3期先のPERが低くなっている、たとえば今期予想PERが10倍以上なのに3期先は6~7倍に下がっているような変化率に注目してほしい。やはり単純に割安株を買っても将来的にも株価は安いままの“万年割安”を掴んでしまったりするので、成長性が高い『割安成長株』に目を向ければ株価の下支えが期待できるはずです。そのためにも今期と3期先のPERの変化率をチェックしてほしい」(以下、「」内コメントは弐億さん)
ランキングを見ると、今期の予想ではPERが高くて一見割高に見えるが、3年後まで見通すと実は割安な水準にある銘柄も数多くランクインしている。ランキング上位のなかでは、2位の日本板硝子は今期予想では34倍超と高いが、3期先予想は5倍を切る水準まで大きく下がっている。そうした変化率も併せてチェックしておきたい。
ランキングの上位5社はいずれも3期先予想PERが6倍を切る“超割安”な水準となっているが、弐億さんが注目するのは4位の北海道電力だ。
「北海道電力は、次世代半導体の量産を目指すラピダスの工場をはじめデータセンターの建設計画が相次いでおり、電力需要の高まりが期待できます。ラピダスの工場が稼働すると工場全体で60万kWの需要が発生し、これは120万世帯分、道内全体の1~2割に相当するといわれており、それに加えてデータセンターの電力需要が見込まれますから、同社の業績にとって追い風となるのは間違いないでしょう。電力株をどうしても買わなければいけないといわれたら、私は北海道電力にすると思います」
さらに、弐億さんがトップ100のなかで特に期待できるとする銘柄を見ていこう。
>プレミアム登録して、3年先を見据えた「本当に割安な株」ランキングのトップ100を一覧にした表組みと、そのなかで弐億貯男さんが注目する6銘柄の解説を読む 【初回登録月は無料】
