マネーポストWEB「マネーポスト」公式サイト

経済

「スルガ銀行問題」で問われるべき金融庁の責任

2018年11月30日 16:00

 スルガ銀行の不正は、シェアハウス融資だけでなく不動産投資向け融資全般に蔓延し、多数の役員や支店長、行員が関与していたとされる。さらに、創業家に対する488億円の不適切な融資も発覚した。

 この問題の背景のひとつとして挙げられるのが、会計監査事務所と金融庁の怠慢だ。もちろん、前提としてスルガ銀行内部の監査体制が杜撰で、不正が見えにくくなっていたことが問題だが、「2017年に監査法人による内部監査体制強化のためのコンサルティングを受けて」(調査報告書)いたとされ、内部監査の実効性について疑念を抱かせる部分があったと思われる。ところが、会計監査事務所は適正判断を続け、それを監督する金融庁も問題視しなかった。

 それどころか、当時の金融庁の森信親長官は、スルガ銀行を「地銀の優等生」「低金利下でも高収益を叩き出すビジネスモデル」などと絶賛していた。しかし、日銀のマイナス金利政策や人口減少によって、地銀の多くが構造的な収益の悪化に直面して青息吐息だ。

 金融庁の「金融行政のこれまでの実践と今後の方針」(2018年9月)によれば、2017年度は全国100超の地銀の過半数の54行が貸付・手数料ビジネスの「本業」で赤字になり、そのうち52行が2年以上連続の赤字で、さらに23行は5年以上連続の赤字に陥っている。

 つまり、今や「お金を借りてくれる個人や企業」が少なくなり、伝統的な金融ビジネスが成り立たなくなりつつあるのだ。6年間続いているアベクロバズーカ(安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁による金融政策)の行き着いた先は、まともな銀行の経営が成り立たない、ということだ。

不動産売却の完全マニュアル

【2019年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【2019年版】不動産一括査定23サイトを徹底比較!
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定
【無料】すまいValueで大手6社に不動産一括売却査定

初心者向け「FX」「株」の記事まとめ

「LINE」の500円から始める積立投資 特徴は低リスク志向の初心者向け
楽天やdポイントで株投資 100ポイントの少額投資も可能
キャッシュレス決済「LINE Pay」の使い方や特徴を徹底解説

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

ABJマーク

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。

ABJマーク

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。