住まい・不動産

山手線沿線でも「住みたい街」圏外、なぜ大塚は人気がないのか

 ただ、一方でそれを補って余りある魅力も大塚にはあります。飲食店は非常に充実していて、幅広いジャンル、幅広い国籍の名店が揃っており、とりわけ居酒屋は都内のみならず全国から酒好きが足を運ぶ名店が何店もあります。バッティングセンター、パチンコ、カラオケなど、遊びの選択肢も豊富。2013年に複合商業施設「アトレヴィ」が完成して、買い物も飛躍的に便利になりました。そして何より、あの池袋までふらっと歩いていくこともできる場所です。

 交通の便の良さもあり、家賃相場は10.36万円(ワンルーム・1K・1DK。ライフルホームズ調べ。4月16日時点)とかなり高額ですが、選択肢は豊富です。都電荒川線の隣駅「向原」(=徒歩5分)の家賃相場は7.88万円と、ぐっとお安くなります。駅の南側に住めばピンクゾーンと無縁に生活できるうえ、街歩きの楽しさもありますし、グルメも充実。都電が走る風景は心和みます。“住みたい街”としての評価は低い大塚ですが、いざ住んでみれば、満足度も高い街ではないでしょうか。

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