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パチンコ出玉速度に特化した機種が人気化 規制と緩和繰り返す業界の未来は

規制と緩和を繰り返すパチンコ業界の未来は?(イメージ)

規制と緩和を繰り返すパチンコ業界の未来は?(イメージ)

 出玉規制とともにユーザー離れが深刻化しつつあると言われているパチンコ業界だが、そんななか、今年の4月に導入された『P大工の源さん 超韋駄天』(三洋物産)というパチンコ機種が話題となっている。パチンコ業界に詳しいフリーライターの藤井夏樹氏が解説する。

「この『P大工の源さん 超韋駄天』は、1996年から続く『大工の源さん』シリーズの最新機種。“超源RUSH”と呼ばれる状態に入った時の、出玉スピードがかなり速いということで人気が出ています。一度RUSHに入ると平均3.5秒で当たりか否かが判明、約93%でRUSH状態が継続するという出玉システム。とにかく出玉の増加速度が速くて、RUSHが続きさえすれば、1時間で3万発以上出るといわれています。3万発というのは、等価交換で考えれば12万円分。かなりの出玉です」(藤井氏・以下同)

 実際にSNSを見ると、“17分で1万2000発”、“27分で1万8000発”、“40分で約3万発”などといった出玉報告が多数投稿されているのを確認できる。

「ここ最近のパチンコは、出玉スピードというものを重視する傾向にあり、この『P大工の源さん 超韋駄天』は、まさにその速度を楽しむ機種といえます。今後この傾向は続きそうです」

 しかし、当然ながら出玉スピードが速いからといって、勝ちやすいというわけではない。

「まずRUSHに入れるのが大変で、さらにRUSHに入っても、すぐに終わってしまうこともある。それこそ数万円使って、やっとRUSHに入ったけど単発で終わる、なんてこともあります。それだけリスクが高い機種でもあるといえます」

『P大工の源さん 超韋駄天』のような特徴的な出玉性能を持つ機種が人気になると、パチンコ業界も盛り上がることになる。

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