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吉野家『牛すき鍋膳』と松屋『牛鍋膳』 食べ比べて分かった方向性の違い

牛肉がメインの松屋の『牛鍋膳』

松屋の『牛鍋膳』。小鉢は「牛皿」

松屋の『牛鍋膳』。小鉢は「牛皿」

 一方の松屋では『お肉たっぷり牛鍋膳』(税込み690円)が販売されている。こちらも松屋特製のすき焼きだれで牛肉を煮込んだ定食だ。

 牛鍋に入っている具は、牛肉、玉ねぎ、豆腐、青ネギ。そこに、ごはん、みそ汁、小鉢のセットとなっている。小鉢は、「キムチ」「カレー」「チーズ」「とろろ」「大根おろし」「牛皿」の6種類から1つ選ぶシステムだ。こちらも記者Aが実食した。

松屋の牛鍋に入っている具は牛肉、玉ねぎ、豆腐、青ネギ

松屋の牛鍋に入っている具は牛肉、玉ねぎ、豆腐、青ネギ

「具だくさんの吉野家『牛すき鍋膳』に対して、松屋の『牛鍋膳』は野菜がほとんど入っておらず、とにかく牛肉を食べさせるメニュー。具材の旨味が染み出ていないからなのか、すき焼きだれはそこまで濃厚という感じではなく、少々マイルドな印象でした。松屋の“たれ”や“ソース”というと、かなり濃いめの味だというイメージがありますが、『牛鍋膳』についてはそこまで尖った味ではないと思います。

 そして、やはりトッピングの小鉢が気になります。カレーやチーズであれば思い切り“味変”を楽しめます。ちなみに私はあえて「牛皿」を選択しました。やはり“肉”を食べさせる牛鍋なので、せっかくなら肉を増やそうという考えで、いわば“追い肉”。牛皿そのままで食べて、牛鍋との味の違いを楽しむのもいいと思います」

 ただ、みそ汁の扱いにはやや困ってしまったという。

「松屋といえば無料でみそ汁がついてくるのが基本で、『牛鍋膳』にももれなくついてきます。しかし私は普段、鍋料理を食べる時はみそ汁はつけないので、この『牛鍋膳』ではおかずを全部食べきるまでみそ汁が余ってしまいました。ここは意見が分かれるところだと思います」

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