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年末年始のホールにも活気なく… パチンコ業界が陥る泥沼の悪循環

「パチンコ業界では現在いるユーザーを確保するべく、より新しいシステムの機種を開発し、演出も派手になってきているわけですが、それが必ずしも功を奏しているわけではないということでしょう。結果的に“難しい”と感じられてしまう機種が増え、初心者にとってはどんどんとっつきにくくなっている印象です。結果的に“コアユーザー向け”の機種が増えている形だと思います。

 コアなユーザーの方が、ライトなファンよりに多くのお金を使うので、ホールがコアユーザー向けの機種を使いたがるのは当然のことです。しかし、このままではいつまで経っても新規ユーザーを開拓することはできません。そうしたなかで、パチンコ店が今まで通りの売り上げを確保しようとすると、コアユーザーにより多くのお金を使ってもらおうという方向に進んでしまう。これは、ギャンブル依存症対策に取り組まなければならないという、世の中の流れに逆行するものです。この泥沼の悪循環から脱却する策を考えないと、業界全体が危機的状況に陥りかねないでしょう」

 大きな転機に差し掛かっているパチンコ業界。ここからどのように立て直していくのだろうか──。

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