ビジネス
2022年4月29日 7:00 女性セブン
失意のどん底にいた木村さんは、どう再起したのか。
「ある日、仲間に誘われてゴルフをしていたら、女房から『いろんなところから口座にお金が入ってくるんだけど』と電話があった。真相は、そこにいた仲間たちが『もう一度頑張れ』とお金を振り込んでくれていたんです。持つべきものは友。うれしかった」
1997年、手元に残った300万円のうちの200万円で、築地に18席の「喜よ寿司」を開く。新鮮なネタを明朗会計で提供するスタイルが評判を呼び、行列のできる人気店に。そして2001年、築地場外市場に“日本初の24時間・年中無休”の「すしざんまい本店」を開店。独自のルートで仕入れた新鮮なネタが、食べたいときにいつでも食べられるほか、時価をなくすなど、木村さんの真骨頂である“サムシング・ニュー”精神で、築地に旋風を巻き起こした。
「とにかく諦めないこと。私もどん底の瞬間は何度もあった。さすがに2、3日は『もうダメだ』と感傷に浸ったけれど、その後は『いまできることをやるしかない』と動き出した。満足感と絶望感って、実は同じなの。どちらも、ずっと浸っていてもしょうがない。次があるんだから、いつまでもそこにとどまるわけにはいかないでしょう」
と、満面の笑みを浮かべた。
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2022年5月5日号
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