住まい・不動産

年収1500万円でも家賃7万円… 高収入でも安い物件に住み続ける人たちの価値観

高年収でもあっても、タワーマンションに憧れるわけではない(イメージ)

高年収でもあっても、タワーマンションに憧れるわけではない(イメージ)

今はしっかり働いて蓄えを増やしておきたい

 外資系企業に勤務する女性・Bさん(30代独身)は、年収1500万円超。狭めの1DK、7万円台の物件に住んでいる。その理由をこう語る。

「実家が団地だったこともあり、築年数が古いアパートの方が落ち着くので、10年くらい住んでいます。新しくて少し広い物件に住んだこともありましたが、賃貸に十何万円出すのがもったいないと思うんです……。買えばいい、ともよく勧められますが、今のところ自分が住むための固定資産を持つ気にはならなくて。ただ投資用のマンションは購入して、家賃収入を得ています」(Bさん)

 結婚も考えなくはないが、独身のままならずっと賃貸でいいと考えている。

「外資系企業なので、給与は高い分実力主義だし、いつまで年収を維持できるかわからない。退職金も出ません。交際している人はいますが、結婚するかはわからないし、独身のままなら、不動産所得で『UR(都市再生機構)』の賃貸住宅に入居してもいいかなと思っています。その分、今はしっかり働いて蓄えを増やしておきたい」(Bさん)

 広告代理店で働く男性・Cさん(20代独身)は、若くして年収1000万円を超えているが、都内のビジネス街にある7万円台のワンルームマンションに住み続けている。

「引っ越しが面倒で、ズルズルと住んでいます。別にお金を倹約したいと考えているわけではなくて、仕事が忙しいので、引っ越すという発想がないのと、モノよりも経験にお金をかけたい気持ちが強い。食事はほぼ外食で食べ歩くのが趣味だし、コロナ前は海外旅行にもよく行っていました。どこにお金をかけるか、というところで、僕の中では住まいは後回しという感じです」(Cさん)

 高年収だからといって、分譲マンションや高級賃貸物件に住んでいるわけではない。どこにお金をかけるかは、人それぞれといったところか。

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