住まい・不動産

笑福亭鶴瓶も悲鳴 住んでみないとわからない「終の棲家にタワマン」の落とし穴

 2019年10月、台風19号による多摩川の氾濫で、神奈川・武蔵小杉の47階建てタワマンの地下に設置された配電設備が浸水し、停電と断水が発生した。このためエレベーターが1週間以上ストップし、トイレが流せなくなるなど、住人は被害に苦しんだ。

 タワマンならではの「揺れ」が思わぬ体調不良を招くケースもある。

「タワマンは構造こそ盤石ですが、高層階になるほど台風などの強風で揺れることもある。三半規管が弱い人や車酔いする人のなかには体調不良を訴えるかたが一定数いるので要注意です」(榊さん)

 人間関係がトラブルを招くこともある。鶴瓶は前述の『徹子の部屋』で、住人に顔バレして「このマンションにおるんやろ」と言われたことも引っ越しの理由に挙げていた。

「一概には言えないですが、タワマンに住む人の中には地方出身の成功者も多く、中には変わった人もいます。東京に住んでいたお年寄りからすれば、これまであまり接触したことのないタイプの住人もいて、日常生活の思わぬストレスになるかもしれません」(榊さん)

 もちろんタワマンが「終の棲家」としてふさわしいと感じている高齢者もいるだろう。事前にどんなリスクがあるのかを知ったうえで、自分のライフスタイルに合わせて慎重に検討したい。

※女性セブン2022年10月27日号

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