国際情勢や政局が大きく揺れ動く中、“億り人”と呼ばれる投資の達人はどのように投資判断をしているのか。
長年にわたり「日本の配当株」をメインに投資を続け、現在は年間400万円以上の配当を受け取っている個人投資家の長期株式投資氏が、自身の投資スタイルの基本的な考え方を踏まえて、“年末までに株価上昇が期待できる3銘柄”をピックアップしてくれた。
「国際情勢や政局といった個人では予測不可能なことをアテにして投資の判断をすると、当たればいいのですが、外れた場合はダメージが大きく、リカバーも難しい。“明確に出来る部分”と“出来ない部分”を分けて、前者を投資の判断材料にして、後者については“あらかじめ予測しない”という前提で考えたほうがいいと思います。
個別銘柄に投資する際は、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの全体的な相場観を踏まえながら、割安か割高かを基準に判断するのがいいでしょう。PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)といった指標は明確なので、重要な判断材料になります。過去のPERとPBRの推移(値幅)を確認して、“いまは割安だ”と判断したタイミングで投資をすれば、負ける確率が下がると思います。割安な状態からフェアバリュー(妥当な水準)に回帰していく過程で株価の上昇が期待できるという考え方です」(長期株式投資氏、以下同)
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億リ人の注目銘柄とは