落合隆治さん(ぐりんぴーす=右)と柴田賢佑さん(六六三六=左)が共同代表を務める「お片付けブラザーズ」
太田プロダクションの同期芸人・落合隆治さん(ぐりんぴーす)と柴田賢佑さん(六六三六)が共同代表を務める「お片付けブラザーズ」。さまざまな家や施設に足を運び、汚部屋やゴミ屋敷、遺品整理など、片付け・不用品回収を行うプロジェクトだ。
2024年秋に本格始動して以来、芸人と清掃業を掛け持ちし、都内を中心にさまざまな現場を駆け回る日々。なぜ二足のわらじで「お片付け」を始めようと思ったのか、2人に話を聞いた。【第1回・前後編の前編】
“上には上がいる”光景の衝撃
――「お片付け」に、もともと興味があったのでしょうか?
落合:元は柴田くんが(お片付けの)バイトをしていて。
柴田:僕はお笑い界に飛び込んで13年~14年経つなかで、芸人としての仕事は月1回の漫才ライブだけ。収入は9割バイトという生活が続いていたある日、妻の知り合いでお片付け業をやっている人が、「人手が足りないから手伝ってほしい」と。
それまでのバイトは基本的に全部深夜、つまり夜勤。“芸人あるある”で、生活費のためにバイトは必須なんだけど、日中は(芸人の)仕事が入るかもしれないと思って、昼の予定は入れづらいんです。でも、妻に「そんなこと言ってる場合か」と言われて、現場に行ったら、そこはいろんなゴミがうず高く積み重なっているゴミ屋敷……。
自分も片付けはできない方だし、夜勤続きで帰ったらグッタリする毎日で、自分自身の家もゴミ屋敷という自覚はあったものの、“上には上がいる”光景は衝撃でした。それで昼の仕事をしてみると、「お天道様に当たる生活っていいな」と思えて。
夜勤がメンタル的に負担になっていたこともあって、それから生活を昼にシフトすることを考え始め、「お片付けブラザーズ」につながっていきました。
落合:僕もバイト三昧だったんですけど、ちょうどコロナ禍で、僕も夜(のバイト)はしんどいなと思っていた頃だったんですよね。そんな時に柴田くんのバイトの話を聞いて、興味を持ちました。それで始めたら、やっぱ朝起きて夕方帰る生活っていいなと。
