23区内で「手が届く」中古マンションはどのエリアか(最安ゾーンが多い日暮里・舎人ライナー沿線)
不動産調査会社「東京カンテイ」によると、3月に販売された東京23区の中古マンション(70平方メートルあたり)の平均価格は1億2425万円で、前年同月比30.8%上昇。23か月連続の値上がりとなった。1億円を超えるマンションは俗に「億ション」と呼ばれるが、中古マンション価格が大きく高騰するなか、23区内で「5000万円以下」で中古マンションが買える駅はどれだけ残っているのか。ライターの金子則男氏がリポートする。
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近年、物価上昇のニュースが連日のように報じられていますが、それにしても東京の不動産市場の高騰のスピードは異常です。23区内の中古マンションの平均価格は、2025年に前年比で3割以上も高騰し、一気に1億円を突破。それでも上昇ペースは衰えず、ついに1億2000万円台にまで達したと報じられています。
もし1億2000万円の物件をフルローンで購入した場合、35年ローンの月々の返済額は約34万円(金利1.0%)。年収は最低でも1200万円ぐらいは必要です。いわゆるパワーカップルなら選択肢に入るかもしれませんが、日本人の平均年収が500万円に届いていない現状を考えると、23区内の中古マンションはなかなかの高嶺の花です。
しかし、「23区内」にも探せば比較的安価なゾーンはあります。中古マンション(専有面積70平方メートル)の平均価格が5000万円を割る駅を、不動産・住宅情報サービス『LIFULL HOME’S』のデータをもとに探してみましょう。(数値は2026年4月30日時点。過去3か月の間に同サイトに掲載された物件の中から独自に集計した平均価格)
JRはわずか7駅
【総武線】
新小岩(葛飾区):4484万円
【常磐線】
北千住(足立区):4766万円
綾瀬(足立区):4499万円
亀有(葛飾区):4536万円
金町(葛飾区):4738万円
【埼京線】
浮間舟渡(北区):4916万円
【京葉線】
葛西臨海公園(江戸川区):4544万円
注目すべきは北千住でしょう。同駅には5路線(JR常磐線、東武スカイツリーライン、東京メトロ・日比谷線と千代田線、つくばエクスプレス)が乗り入れており、交通利便性は都内最強クラス。不動産サイトSUUMOの「穴場だと思う街ランキング」で何度も1位に選ばれているのも納得です。
