住まい・不動産

東京で最も新しい街「有明」の注目点 新興都市ゆえの未知数な部分も

 現時点での新築マンションの相場は、JR山手線の駒込、東急田園都市の桜新町、小田急線の経堂、中央線の高円寺や阿佐ヶ谷、京王線の笹塚あたりと同レベルですから、通勤する場所によっては、こちらを選ぶのは十分にアリ。日常その他の買い物は、有明ガーデンだけでも十分事足りますし、豊洲、東雲、お台場など、選択肢は豊富。基本的にどこも新しいので、気分良く買い物ができます。学校もピカピカです。

 ただ、新興の街ゆえに未知数な部分が多いのは事実。その1つが、有明ガーデン内のイベントホール東京ガーデンシアターです。まだこけら落としも済んでいないこちらは、収容人数が8000人という大きなホールですが、イベント終了後に一斉に帰途につく客を、あの程度の規模の駅で問題なくさばけるのかは疑問。来年には劇団四季の劇場もオープンします。有明テニスの森駅と国際展示場駅に分散するにせよ、住民のストレスになりかねません。

 また、商業施設の選択肢が多いのは魅力ですが、見方を変えればライバルが多いということ。近隣には、豊洲のららぽーと、東雲のイオン、ヴィーナスフォート、ダイバーシティ東京、アクアシティお台場、デックス東京ビーチなど、巨大商業施設が多数存在する中でお客が食い合い、有明ガーデンが苦しい戦いを強いられる可能性もあり得ます。

 お隣にある豊洲市場は、築地からの移転問題で散々揉めましたが、東京五輪も延期が決定。本来なら、テニス、自転車のBMX、バレーボール、体操などが有明で行われる予定ですが、現在、建設途中の会場は打ち捨てられたような状態になっています。有明は築年数が浅い物件しかなく、すべて集合住宅という制約がありますから、誰もが選べる街ではないかもしれません。夜景は間違いなく絶品で、それだけでも十分住む価値はあると考える人もいるでしょうが、今後の街の推移がどうなるか、もう少しじっくり見てみたい気もします。

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