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令和でも「飲みニケーション」は大事? 飲まないと本音が言えない人たち

「飲み会では“無礼講”が多少許されるかなと思って、仕事のことで思うところを話すこともあります。職場で『ちょっと聞いてほしいことが……』とジャブを打っておいて、飲み会でストレートに意見を言います。これは、相手が飲み会のほうが聞いてくれる姿勢になるから、飲み会で話すだけ。『生意気だけど面白いやつだな』と上に可愛がられるようになりました」(Bさん)

 広告代理店で働く40代の男性・Cさんは、人間関係を良好にするためには「飲み」が必要という認識のもと、若手を誘うことが多い。ただし、ある程度の信頼関係を築いた相手に限り、時には本音でぶつかり合うこともあるという。

「いきなり若手と飲みに行って、本音を言ってもウザいと思われるだけしょう。飲みは関係を良くするというより、さらに深めるものだと思っています。若手を飲みに誘うと、『誰に相談したらいいかわからなかった』と言われたこともあった。彼らが抱える疑問や悩みに答える時、酒が入らないと照れくさくて言えない言葉もありますね」(Cさん)

 たしかに仕事帰りに半ば強制的に連れて行かれる飲みニケーションを敬遠する人も増えている。だが、その裏では「飲み会でしか本音が言えない」と、飲みニケーションの復活を心待ちにしている人もいるようだ。

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