住まい・不動産

念願だった「川沿いのマンション」に引っ越した30代男性の大誤算

 引っ越しを考えるほどのトラブルもあった。家の窓から予想もしなかった“招かれざる客”が侵入してきたという。

「家の窓から巨大G(ゴキブリ)が襲来しました。仕事中、視界に黒い影が写ったので目の疲れだと思いましたが、床を這いずり回っているGを3匹も発見してしまい、パニックになりました。網戸が少し開いていたせいもありますが、4階まで飛んでくるとは驚きです。Gだけでなく、蚊やコガネムシなども多い印象です。一時期、Gとコガネムシの死骸がマンションの共有部分に大量にあり、不注意で踏んでしまった音がトラウマです」

 ほかにも「湿気が多くて洗濯物が乾きにくい」「ゲリラ豪雨の時は川の水位が気になる」など、引っ越してから気づいたデメリットは少なくないというが、目下Aさんの一番の懸念は「路上飲み」だ。

「今のマンションに住んでいる知り合いが、コロナ前で花見が盛り上がっていた頃は、花見客のマナーの悪さに悩まされていたと聞きました。ゴミが散乱しているのは当たり前、マンション近くで吐いたりする人もいたとか……。それが今、お店でお酒が飲めなくなったことから、川沿いで“路上飲み”をする人が多いんです。時々、夜騒いでいる声も聞こえます。引っ越しておいて言うのもなんですが、川沿いには人が集まりたくなるんだな、としみじみ思いました。更新するかどうかは悩みどころです」

 理想と現実は往々にして異なるもの。“リバーサイド”と聞けば、良いイメージが先行しがちだが、実際に住まないとわからないデメリットも少なくないようだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。