中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

地方移住1年で「毎日楽しい」40代男性 地元に溶け込む人間関係の築き方

かますを釣り上げたことも

かますを釣り上げたことも

 付き合いのある役所の方が異動した後も、後任を紹介してもらう宴会に参加させてもらったりしました。結局、移住を成功させる秘訣は、地元の方々といかに良い縁を築くか、しかないと考えています。そして11月2日~4日には、唐津最大のイベント「唐津くんち」が行われます。昨年は開催されなかったので、私が移住してから初めての開催になります。もっとも、コロナのせいで11月3日の神事のみ行う縮小開催になりますが、そんな状況でも様々な方から祭への部分的関与のお誘いをいただいています。

 私は唐津くんちに参加することで、さらに唐津の方々と知り合いになれることを期待しています。地方に住む人々は移住してきた人に「お前らは本気でこの土地に住もうと思っているのか?」を試している面があると思うんです。私は「本気です!」という姿勢を常に見せ続け、1年が経とうとする今、「移住してよかった」と心から思えるようになりました。商店街でも挨拶することは多いですし、飲み会に誘ってもらえることもある。結局、ヨソ者は自ら新しいコミュニティに飛び込む勇気が必要です。そして、その土地で暮らす生活が幸せであることを、きちんと示すことも大切でしょう。

唐津では猫も呑気

唐津では猫も呑気

 あと、唐津に来て、会社員時代の同期と再会したのも大きかった。彼は「コミュ力モンスター」とでもいえる稀有な存在で、元々は福岡の支社勤務でオフィスの近くに住んでいたものの、妻が東京でバリバリ仕事をしたい、ということもあり単身赴任生活に。そんな中、同氏は「どうせ福岡みたいな大都会に住むよりはQOLを上げるために少し離れた唐津の方がいいかな」と考え、唐津に引っ越しをして、今では唐津を代表する「移住の成功者」のような状況にいます。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。