現在、松屋ではアプリ会員向けに決済金額に応じて「松弁ポイント」が付与されている。1ポイント1円として10ポイント単位で、「松弁ネット」「松屋モバイルオーダー」「松弁デリバリー」で利用できる。そして4月からは、前月の利用金額によって会員の「ランク」が決まり、そのランクごとにポイント付与率が変わるシステムを導入するのだ。会員のランクは、以下の通りだ。
・レギュラー会員（昇格条件：利用金額1000円未満／月）
・ブロンズ会員（昇格条件：利用金額1000～1999円／月）
・シルバー会員（昇格条件：利用金額2000～2999円／月）
・ゴールド会員（昇格条件：利用金額3000～4999円／月）
・プラチナ会員（昇格条件：利用金額5000円以上／月）
ランクごとの松屋ポイントの還元率は以下の通り。
・レギュラー会員 松弁ネット・松弁デリバリー：6％、松屋モバイルオーダー：1％
・ブロンズ会員 松弁ネット・松弁デリバリー：8％、松屋モバイルオーダー：2％
・シルバー会員 松弁ネット・松弁デリバリー：10％、松屋モバイルオーダー：3％
・ゴールド会員 松弁ネット・松弁デリバリー：11％、松屋モバイルオーダー：4％
・プラチナ会員 松弁ネット・松弁デリバリー：12％、松屋モバイルオーダー：5％
2月と3月は全員がシルバー会員となり、4月から本格的にランクシステムが動いていくとのことだ。前出・小浦氏が解説する。
「利用金額や頻度に応じたランクシステムというと、『いきなり！ステーキ』が有名ですが、『いきなり！ステーキ』の場合はランクの昇格・降格があり、システムが少々複雑です。しかし、松屋の場合、ランクは常に前月の利用金額のみで決定するという点でとてもシンプル。たとえば、4月にゴールド会員だったとしても、その月の利用金額が1000円未満だったら、レギュラー会員に落ちるということ。逆にレギュラー会員でも、ある月に5000円以上利用すれば、次の月にはプラチナ会員になるということです。
それこそ会社の同僚たちの昼食をまとめて注文する機会があるようなユーザーであれば、月5000円以上の利用というハードルはそこまで高いものではないでしょうし、上手く活用すればかなりお得になりそうです」（小浦氏・以下同）
この松弁ポイントが利用できるのは、「松弁ネット」「松屋モバイルオーダー」「松弁デリバリー」での注文のみであり、店頭での券売機ではポイントを使用することも貯めることもできない。
「松弁ポイントは、あくまでもアプリを介しての注文に対するサービスです。主に“テイクアウト”と“デリバリー”利用時向けのポイントですが、『松屋モバイルオーダー』であれば店内飲食のメニューの注文も可能です」（小浦氏）
