住まい・不動産

「おしゃれだけど…」憧れの“デザイナーズ物件”に引っ越して後悔した人たち

 入居早々、洗礼を受けたAさん。暮らしていくうちに、他にも不便は待ち受けていた。

「トイレと風呂の間がガラス張りで丸見えなんです。一人でもスケスケだと落ち着かない。洗面台もボール状のもので、パッと見おしゃれなんですが、微妙に周囲にものが置きにくいし、掃除もしづらい。水もはねがちです。借りるにあたり、色々なデザイナーズ物件を見ましたが、やはりトイレや風呂など、水回りにクセがある部屋が多かったですね。ガラス張りは、空間を広く見せるうえで有効なんだと思いますが、どうしても曇ってくる。おしゃれな作りは、掃除が好きな人にしか向かないなと思いました」(Aさん)

コンクリ打ちっぱなしの“弊害”

 内装がコンクリート打ちっぱなし物件ならではの苦労もあるようだ。IT企業に勤める20代女性・Bさんが、「住むまで予想していなかった」という苦労を明かす。

「内見の時に即申し込みしたくらい気に入っていました。でも、実際住んでみると、夏は湿気がすごくて暑く、除湿器が必須。窓が多いことも相まってエアコンの効きが悪く、冬は寒い。打ちっぱなしのせいか、壁から冷気が漂うというか、底冷えがします。結露が発生することもしばしばです」(Bさん)

 そんなBさんは、冬場の寒さに耐えかね、「ついに、おしゃれさを捨てました」と肩を落とす。

「冬場は窓に段ボールをガムテームで張り付けて、暖房効率を上げています。見た目は最悪で、友人にも『デザイナーズ物件が台無し』と笑われますが、これだけでけっこう暖かくなるんです。もちろん必ずしも、私が住んでいるような物件だけではないと思いますが、打ちっぱなしの“弊害”は、不動産屋さんとかにもよく聞いたほうがいいと思います」(Bさん)

斜めの面があって家具の配置に苦労

 生活感のなさが不便につながるという人もいる。専門商社に勤めるBさんは、30代男性・Cさんは、生活に欠かせないものが犠牲になっているという。

「そもそもデザイナーズ物件は、収納が少なくて変な形の間取りが多いです。住み心地よりデザイン性を重視しているので、当然といえば当然なのですが、長方形や正方形ではなく、台形や三角形みたいな斜めの面がある物件も多い。そういった物件は家具の配置に本当に困ります。

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