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老後の節約生活に潜む落とし穴の数々 「自炊で食品ロス」「ポイ活で浪費」の本末転倒

2022年11月~2023年前半に値上げが予定されている食品_その1(2022年11月17日調査時点)

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ポイ活でつい不用品を買ってしまう

 これから年賀状シーズンを迎えるが、いまはLINEなどスマートフォンのアプリでつながっている人が多いので年賀状を出さない人も増えている。お歳暮やお中元も、はたして必要だろうか。

 埼玉県在住の女性・Bさん(64才)が、ホッとした表情で3年前のことを思い出す。

「田舎の親戚に勇気を出して“今年からお歳暮のやりとりをやめたい”と切り出したら、“ウチも年金暮らしで生活が苦しいから、そろそろやめたいと思っていた”と言われました。正直、お歳暮などはもらってもあまりうれしくなかったり、スーパーマーケットでもっと安く買えたりするものが多いですからね。精神的な負担からも解放されました」

 また、食費を減らすためにがんばって自炊する人が多いものの、逆効果になることもあるので要注意。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが言う。

「自炊で安くあげるには、実はかなり高等なテクニックが必要です。きちんと管理して無駄なく使い切ればお得ですが、腐らせたり消費期限切れになるなどの食品ロスがあれば、お得分も減っていく。

 特にひとり暮らしをしている場合は、スーパーやコンビニでおひとりさま用の総菜を買ってきて、ご飯だけ炊くようにしても、それほど損はありません。料理が好きな人は別にして、自炊にこだわる必要はないのです」

 冒頭のAさんの母親の通販同様、ポイ活も節約どころか浪費につながりかねない。介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんはこう指摘する。

「ポイントを上手に使えば家計の足しになりますが、“ポイント何倍デー”とか“〇〇も一緒に買うとポイントプレゼント”といった販促にのせられて、不要品を買ってしまうことも多い。ポイントを理由に買い物をしてしまうのは本末転倒です」

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