晴海フラッグの今後は
東京都中央区晴海に広がる「晴海フラッグ」は、東京五輪・パラリンピックの選手村跡地を再開発して誕生した新しい街だ。分譲・賃貸マンションや商業施設、学校、公園などを備え、マンション全棟の総戸数は5632戸(うち分譲4145戸)。分譲マンションとしては国内最大級の規模を誇る。
一方で、晴海フラッグをめぐっては、マネーポストWEBが2025年10月、中国人観光客向けの違法民泊が横行している実態を報じたのを皮切りに、違法民泊をはじめ、違法白タクや居宅での飲食店営業など、中国系グループによる違法・脱法ビジネスについて複数のメディアが報じ、大きな注目を集めた。『東京23区中古マンション格差の地図帳』(宝島社)の監修者で、不動産ジャーナリストの榊淳司氏は、中古マンション市場のベンチマークとして晴海フラッグの動向を注視しているが、報じられているトラブルについて「なかなか解消しにくい構造的な問題を孕んでいる」と指摘する。
【プロフィール】
榊淳司(さかき・あつし)/1962年、京都市生まれ。榊マンション市場研究所主宰、不動産ジャーナリスト。年間500か所以上、新築マンションの建築現場を現地調査する。『東京23区中古マンション格差の地図帳』(宝島社)を監修したほか著書も多数。
取材・文/清水典之
