住まい・不動産

避けられがちな「北向きマンション」 あえて選んだ人たちが語る「思わず納得のメリット」

 不動産事情に詳しい情報誌記者は、北向きの部屋についてこう語る。

「部屋の方角の人気は、南>東>西>北の順。人気がなければ当然、家賃が安くなります。同じ販売価格や家賃なら、部屋が広くなりがちです。集合住宅の場合、北側には廊下や非常階段などを設け、メインスペースが北向きにならないように設計しますが、どうしても北向きの部屋は生まれてしまう。その場合、売れ残りのリスクを考慮して、間取りを広めにとったり、最初から乾燥機をつけたりといったサービスを用意することもあります。

 また、建築基準法の関係で、北側が階段状になっているマンションは、北向きの部屋に大きなルーフバルコニーが設置されているケースがあります。ルーフバルコニーがあると開放感があって部屋が広く見えますし、植物を育てたり動物を飼ったりといったことも可能になる。子供を遊ばせたり、友人を招いてパーティーといったようなことも出来ます。

 何かと毛嫌いされる北向きですが、今の時代は、洗濯は乾燥機、湿気は除湿機、寒さは暖房でいくらでもカバー出来る。北向きだからといってそこで思考停止せずに、メリットとデメリットを天秤にかけてみてはいかがでしょうか」

 北向きだからといって最初から選択肢から排除するのではなく、自分の懐事情とライフスタイルに合った住まいを選ぶようにしたい。(了)

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