住まい・不動産

避けられがちな「北向きマンション」 あえて選んだ人たちが語る「思わず納得のメリット」

南向きマンションに住んだ人の中には「夏場は暑すぎて部屋は灼熱状態。クーラー代がかさむし、冬場は太陽が眩しいのでカーテンは基本的に閉めっぱなし」などの不満も(イメージ)

南向きマンションに住んだ人の中には「夏場は暑すぎて部屋は灼熱状態。クーラー代がかさむし、冬場は太陽が眩しいのでカーテンは基本的に閉めっぱなし」などの不満も(イメージ)

タワマンは北向きに限る?

 これまで登場した3名は、いずれも「家賃の安さ」が重要なポイントの一つだと語っているが、都内湾岸地区のタワマンに住むAさん(40代/女性)は、より積極的に北向きの部屋を選んだ。

「両親が20年以上前にタワマンに引っ越し、眺望の良さに憧れて私もタワマンを探しましたが、親からは『南向きはやめなさい』と言われていました。両親は一番人気の南向きの部屋を買いましたが、『夏場は暑すぎて部屋は灼熱状態。クーラー代がかさむし、冬場は太陽が眩しいのでカーテンは基本的に閉めっぱなし。景色なんて見えないから、高い所に住んでいる意味がない』とぶつくさ文句を言っているので、北向きの部屋を選びました。

 南側の部屋に住んでいるママ友によると、確かに夏は暑くて仕方ないみたいですし、景色の見え方も違うそうです。南側は逆光になるので景色がボヤけるものの、北側はクリアだとか。洗濯物はどうせ外には干せないですし、タワマンを探している友人には北側を勧めています」

 とはいえ、タワマンならではの悩ましい事情もあるという。タワマンには「高層階になればなるほど家賃も高く、それに比例して収入も高い人が住んでいる」という“タワマンカースト”が存在すると言われるが、部屋の向きによってもその“序列”を感じることがあるようだ。

「うちのマンションの場合、部屋番号の末尾を見ると、部屋の向きが分かるんです。あからさまに言われたことはありませんが、北向きの部屋は“ワンランク下”という感じで見られている印象ですね」

 前出のHさんも“北向き差別”に遭遇したことがある。

「彼女を部屋に連れてきた時、『この家、もしかして北向き?』と言われました。『そうだけど?』と答えたら『ふ~ん、そうなんだ~』と、何だかすごくイヤそうでした」

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