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配偶者亡き後の「ひとりの人生」を過ごす準備
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【ひとりになった人生を幸せに過ごす準備】配偶者に確実に遺産を渡すための「遺言書の書き方」 生前のうちから先々まで遺産を管理できる「家族信託」【専門家が解説】

遺言書の書き方には注意点も(イメージ)

遺言書の書き方には注意点も(イメージ)

 夫や妻に先立たれた後のひとりの暮らしには苦労が多いが、正しく備えていればその生活は楽園にもなりうる。明暗を分ける準備を具体的に見ていく。

 不要な支出を減らすことは夫婦が元気なうちにやっておく。まずは保険の解約だ。『「おふたりさまの老後」は準備が10割』の著者で、行政書士の松尾拓也氏が指摘する。

「無駄な保険に加入しっぱなしの人は多い。特にリタイアして子供も独立している場合、仕事ができなくなった時の生活保障のための生命保険は不要です。医療保険も手術や入院費は公的医療保険や高額療養費制度を利用すれば自己負担を抑えられるため、多くの人は解約していいでしょう。

 ただし、亡くなった後に配偶者の当面の生活費を確保するために加入済みの保険を残しておくのはありです。相続時には500万円×法定相続人数までの額が非課税になります」

ひとりになったら苦労する「生活スタイル」「価値観」

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 他方で過度な節約は避けたい。

「歳を重ねるほどお金を使わなくなるので、“老後のため”と節約していて使うことなく亡くなるケースは多い。ひとりになる前に、食事や旅行など夫婦の思い出作りにお金を使うことも大切です」(松尾氏)

 お金を枯渇させず使い切るには、70代、80代、90代と年代ごとに資産を分けることが大切だと松尾氏。

「仮に老後資金が1000万円あれば、体が動く70代に500万円、80代と90代に250万円ずつとざっくりした配分をします。70代で余ったお金は80代、80代で余った分は90代に回します。資産の見える化と配分を先に済ませば、人間は合理的に動くものなので自然と枯渇しないように生活するものです」

次のページ:【図解】残された家族に迷惑をかけない遺言書の作り方

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