「東京23区」にこだわらないことも物件選びのひとつのポイントに(多摩川を渡る京王線。写真:イメージマート)
近年の東京23区のマンション価格高騰はすさまじく、中古ですら平均価格が1億2000万円を上回っている。これから中古マンションの購入を考える人は「23区外」に目を向ける選択肢も有力だろう。年間200以上の物件を取材している住宅評論家の櫻井幸雄氏によると、都下(東京都の23区を除いた市町村部)や神奈川県、埼玉県といった郊外エリアには、都心部に比べてはるかに割安で優良な中古物件が多く存在するという。
郊外に居を構えることは、都心部で働く人にとって通勤時間がネックになりがちだが、「ドアtoドアで1時間以内」を許容範囲とすると、物件の最寄り駅から「新宿」「渋谷」までの乗車時間が30分前後であれば、そのラインをクリアするケースが多いと考えられる。その条件を満たす路線ごとの特徴や狙い目となる駅について、櫻井氏が解説する。
「新宿に繋がる路線では、東京を東西に貫くJR中央線が実需層からの人気を集めています。東京駅(千代田区)から高尾駅(八王子市)を結ぶ中央線快速は、いくつものターミナル駅に停車し、繁華街も多く含まれていますが、その分、中古マンションの相場もほかの路線に比べて高くなる傾向があります。その中央線沿線の中でも屈指の人気を誇る駅が『吉祥寺』(武蔵野市)です。23区外でありながら『住みたい街ランキング』の上位常連であり、新宿も渋谷も電車で20分以内と利便性も優れています」(以下、「」内は櫻井氏のコメント)
