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晴海の五輪選手村跡地マンションは「買い」か「見送り」か

2020年2月16日 15:00

4145戸、2万人近くの住民が生活することになる大型マンションの価値は?(写真:時事通信フォト)
4145戸、2万人近くの住民が生活することになる大型マンションの価値は?(写真:時事通信フォト)

 都心の不動産価格は右肩上がりで高騰を続け、東京23区の新築マンション平均価格はバブル期と同水準の8000万円近くまで上昇している。だが、その不動産バブルは五輪終了後に弾けるという指摘もある。そんな情勢の中、一際注目を集める巨大プロジェクトが五輪選手村の跡地に建設される大型マンション「HARUMI FLAG」(以下、晴海フラッグ)だ。五輪の不動産バブルの象徴ともいえるこの物件は「買い」かそれとも「見送り」か。

 三方を海に囲まれた都心のベイエリアに、真新しいタワーマンションが立ち並ぶ。敷地内には緑豊かな公園や小中学校、ショッピングモールなどが併設される―─2023年春に誕生する“選手村分譲マンション”の「晴海フラッグ」だ。

 三井不動産レジデンシャルを幹事社に、大手デベロッパー11社が共同開発を進める晴海フラッグは、選手村の宿泊棟をリフォームして販売される。東京ドーム3個分の広大な敷地に4145戸が分譲され、賃貸合わせて2万人近くの住民が生活することになる。

 昨年7月から販売が始まり、今年3月と5月にも新規物件が売り出される。スケールの大きさと東京五輪のプレミア感は魅力に映るが、不動産のプロはどう見るか。住宅評論家の櫻井幸雄氏は「最大の魅力は安さ」と指摘する。

「周辺の湾岸エリアの物件と比べて、坪単価で3~4割安い。都心では3LDKで60平米が一般的ですが、晴海フラッグは3LDKで80平米あります。3月から販売される街区『SUSUN VILLAGE』は平均的な占有面積が85平米以上あり、最多価格帯は6400万円。都心一等地であれば億ションでもおかしくない広さです。選手村を転用しているので、低価格なのに共用部やエレベーターがゆったりした設計になっているのも魅力です」

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